新原歯科医院

院長ブログ

アーカイブ: 2月 2014

ウインチェルズ(Winchell`s)

先日Wowowでボクシングの試合を見ていましたら、ある選手のトランクスのベルト部分にWinchell`s と書かれていました。

 

懐かしいなぁ。ボクシングも面白かったけど、学生時代によく行ったドーナツ屋さんを思い出しました。

 

多分アメリカの西部の州にしかなかったんだと記憶しています。東部では(私がいた1970年代は)ダンキンとか、ミスドが多かったのかな?(ミスドはその後ダンキンに買収されたそうです)

 

いまでも亀戸のミスドはよく行きます。エンゼルクリームが大好きです。ウインチェルズではそれに似てるけど、中身がラズベリーのラズベリーフィルと言うドーナツがあってよく食べました。

 

ドーナツと関係なくブルーベリーとかラズベリーのジャムが好きでした。アプリコットも大好きです。ジャムをそのまま食べたりしてましたから。

 

書いてたら口によだれがたまってきたぞ・・・。やっと少しウエストが細くなり始めたところなのに、まずいなぁ・・・。

 カテゴリ:アメリカの思い出, 日々のこと

急性化膿性根尖性歯周炎

とても治療に苦労する症状の一つです。なんらかの原因で顎の骨の中に埋まっている歯根のまわりに膿がたまり始めて強い痛みや腫れに加え、熱が出ることもあります。

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この写真は歯根嚢胞の例で、急性化膿性根尖性歯周炎とは違う症例ですが、これと同じように歯根のまわりの骨が溶かされ膿がたまります。レントゲン象では似通った映像になります。

 

骨は風船のように膨らみませんから、膿の量が増えるとまわりの骨に強い圧力がかかり、また炎症を起こしていますから、激しい痛みが出ます。

 

上のような写真は虫歯で歯髄が侵され壊死したために細菌が根の先から出て周囲の組織を化膿させたものがこのように映ります。

 

壊死した歯髄を取り除き、根尖まで交通させるとたまった膿が排出されて、圧力が和らぎ、痛みを抑えることが出来ます。

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困るのはこの写真のように過去に虫歯でやられた神経をとる治療(根管治療)がなされた歯にこの症状が出たときです。

 

根管治療が不十分であったり、なんらかの刺激で神経(歯髄)をとったあとに(10年以上たってから出ることもあります)この症状が出ます。

 

痛みをとるためには膿を出して内圧を下げないといけないのですが、まずかぶせてある冠を削って壊してはずさねばなりません。

 

そしてなお写真で歯の根の中心に白く映っているコアーと言う金属(根を補強するためのものです)をなんとかはずさないと膿を抜く排膿路が開きません。これがとても時間のかかる作業になることがあります。

 

それらのことをするのに時間もかかるし削る振動は抑えられません。悪いことにこのような症状のときは炎症のせいで麻酔が非常に効きづらくなっています。

 

冠やコアーを除去するのもかなり難しいケースがあります。根も脆くなっていますから歯根が破折するリスクも高くなります。

 

なにもしなくても激痛に苦しんでいる患者さんは痛みをとるためのそれらの治療の振動での痛みに長い時間耐えなければいけないこともしばしばあります。

 

私たちにとっても患者さんが痛んでいるのを見ながら治療することはとてもつらいことです。でも患者さんを激痛から解放するためには少しでも早く治療を終えるように努めなければなりません。

 

悪いことは重なるもので、こうして苦労して治療を終えても成功率はおそらく7割程度であろうと思われます。2~3割は将来的に抜歯の適応になってしまいます。

 

苦しい治療もある。すべて治せる訳でもない。こういう難しい症状に移行しないように祈るばかりです。そしてそれらは殆どのケースで小さな虫歯から始まるのだ、と言うことを忘れないようにして頂けたら、と願っています。

 カテゴリ:歯の話

霜柱

私の自宅からJR亀戸駅まで徒歩5分の遊歩道を歩きます。歩道の両側に桜並木が続き、桜以外にもいろいろな木が植えられています。

 

今日のように寒い朝は木が植えられている地面に霜柱が立ちます。

 

子供のころは霜柱を見つけると、それを踏んでガシャガシャっと霜が砕ける感触が気持ちよくって、楽しみにしていました。

 

この歳になっても霜柱を見ると踏んでみたい衝動にかられます。

 

ただ、朝のこの道は通学路でもあるので、近所の子供たちや、裏の城東高校の生徒たちが歩いていますから、さすがに恥ずかしくて歩道から横の土の地面へそれて霜柱を踏み歩くのは控えています。

 

うぅ・・・、残念!

 

 

 カテゴリ:日々のこと

一度治したのになんでまた虫歯に

「よく磨いてるのになんで虫歯になるの?」と同様によく患者さんに聞かれる話です。

 

いろんな理由がありますよ。歯がある限り状況によって治した歯がまた虫歯になりえます。

 

でも思うのは、例えば癌の治療に成功しても数年して再発することもあるではないですか?

 

そういうことには皆さん疑問を持たないのになぜ歯に関してはこのような疑問を持たれるのかそれが私にとっては不思議でなりません。

 

病気になるとお医者さんの言うことは良く聞くのに、歯医者の言う事はあまり聞いてもらえないのも残念です。

 カテゴリ:歯の話

発見

小保方さん、すごいですねぇ。さすが理研です。あの若さでこの成果を上げるということは並大抵のことではありません。

 

ただ研究の事以外の「女性であること」「容姿」などのことの方がニュースになっているような気もして残念です。情熱と才能と努力と運・・・、いろんなことが重なっての業績でしょう。

 

私の弟も長いこと研究をしています。彼はUCLAと言う大学の医学部の教授ですが、Oncology(腫瘍学)とHematology(血液内科)が専門です。

 

鎌状赤血球症という病気に有効な薬の治験をやってきています。アフリカ系の人に多く見られる遺伝的な病気でとても苦しい症状を伴い多くは若くして亡くなります。

 

円形で弾力のある赤血球が鎌形に変形し、弾力を失うために毛細血管に詰まり血液が末端に届かなくなります。体中が骨折するかのような痛みを伴うそうです。

 

その痛みを和らげる為にドラッグに走ることもあるとか。

 

この遺伝子は実はマラリアに耐性をもつ作用があるために、アフリカなどマラリアが多く見られる地域で人類に保存され続けたと言われています。

 

私の弟が治験をしてきた薬はこの病気の症状を抑えるのにとても高い効果があることが治験で確認されています。

 

ちなみに「新原先生」をネットで検索すると彼の名前(新原豊)はすぐ出てきます。街角の歯医者の私の名前は全く出てきません。

 

彼の長年の苦労のほんの一部を垣間見ていますので、小保方さんの成功に感動します。

 

 

 カテゴリ:サイエンスの話, 日々のこと

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