新原歯科医院

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ボクシング黄金週間2015

このゴールデンウイークも終わろうとしていますが、今年のGWは正にボクシングの黄金週間でもありました。

 

三浦選手の世界タイトル防衛戦、八重樫選手の復帰戦、村田選手が初めて世界ランカーとまみえる試合、今晩はWBAスーパー王者、内山選手の防衛戦が控えています。

 

でも、あのボクシング史に残るスーパーファイト、[パッキャオvsメイウエザー]の為に日本人ボクサーの素晴らしいファイトが霞んでしまいました。

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ものすごい迫力と緊張感に包まれた試合でしたが、いろんなコメントがなされました。世紀の好試合、或は凡戦・・・。

 

「パッキャオ対メイウエザー戦も予想通り終わりました。ことスピードの点ではオフェンス/ディフェンスともに正に目を見張るものがあったけど「殴り合い」と言うボクシング本来が持っている魅力(人間の本能に根差す)を期待する向きには終始フラストレーションが溜まった12ラウンドだったように思えます。メイウエザーは誰と戦っても噛みあわない(噛み合わせない)という意味において、やはり傑出したボクサーなんだろうね。

あれで38歳かい?あな恐ろしや!!(笑)」

 

上記はわがポン友、ボクシングマニアの後藤君が送ってくれたメールを引用したものです。

 

彼のコメントと、自らをボクシングマニア、或はボクシングオタクと言って憚らないオリンピック金メダリストでありミドル級の世界ランカーの村田諒太選手の感想が一番私が共感するものでした。

 

パッキャオの圧力と迫力、踏み込みの鋭さは全盛期に近い凄さでした。テレビを見ているだけでその恐ろしいほどの迫力が伝わって来ました。

 

メイウエザーも始めはかなり警戒してすぐにクリンチ、(そこでややダーティーなテクニックも駆使していました)徐々に間合いが解ってきたのでしょうか、時折カウンターをヒットさせ始めました。

 

パッキャオも幾つかいい左をヒットさせたし、ロープ際ではガードの上からでも構わずに強いパンチを連打、ボディーにもかなり強いパンチを入れていました。メイウエザーは「効いてないよ」と首を振りますが、ああいう仕草をするときは大体効いているときが多いんです。

 

しかしメイウエザーのディフェンスとスピードは本当に凄い!この点ではもうこれ以上のボクサーは出て来ないでしょう。

 

村田選手の言うように今のポイントシステムでは史上最強なんでしょうね。昔は互角のポイントを付けられましたが、現代のボクシングの判定は必ずどちらかにポイントをあげないといけないんですね。

 

互角に近いラウンドでは、さほどの威力がなくとも多くヒットしたほうにポイントを付けざるを得ません。マルガリート、コットと言った名だたるハードパンチャー達とのドツキあいを征して来たパッキャオにとっては「蚊に刺された」ほどのパンチでしかなかったのかも知れません。でもメイウエザーにポイントは行ってしまいます。

 

試合後にパッキャオは「メイウエザーは周りを走っていただけで、何もしていなかった。自分が勝ったと思っていた。」と言いました。メイウエザーの前の試合の相手、マイダナも全く同じ事をいいました。でも今のポイントシステムではメイウエザーが勝つのです。

 

やはり5年前に見たかったですね。当時はメイウエザーが試合の中ではなくパッキャオから逃げ回っていたと言われても仕方ないところがあります。パッキャオが一番輝いていた時期でした。メイウエザーもパッキャオをリスペクトしていたし、今もしているのはこの試合を見てわかります。

 

昔、カシアス・クレイ(モハメッド・アリ)と言う素晴らしいチャンプがいました。彼は細見の身体で「蝶のように舞い、蜂のように刺す」ボクシングをしました。

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ディフェンスの技術で相手を翻弄するだけでなく、素晴らしいスピードとオフェンスの技術を出し惜しみませんでした。リスクを払って強打のヘビー級の強豪を打ち破って行ったのです。

 

ベトナム戦争に反対し、徴兵拒否したために禁固刑の判決を受け、彼の全盛期の4年間を失いました。

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その後復帰して数々の名ファイトを重ねました。今ボクシングがこのようなビッグビジネスに成長したのは彼の貢献による所が大きいのではないでしょうか?顎骨を骨折してもファイトをやめなかった彼のファイトは世界中を感動させたのです。

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今週のメイウエザーの試合は、まれにみる迫力ある試合でしたが、村田選手の言う通り、もう一度録画したビデオを観たいと思う人は少ないんじゃないでしょうか?史上稀にみる迫力と圧力と技術が満載の・・・、凡戦でした。

 

世界で一番有名なリングアナウンサー二人、ジミー・レノン・ジュニアとマイケル・バフェットが同時に(それぞれの紹介をしましたが)同じリングでアナウンスすることも、もう二度とないでしょう。(これも驚かされました。)

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リングサイド席に4200ドルのプレミアムがつく事ももう二度とないでしょう。(いったいどんな人が買ったんでしょう?)

 

二人合わせて350億円でしたか?こんなファイトマネーが払われることも多分もう二度とないんじゃないでしょうか?

 

あらゆる意味でボクシング史上最高の試合の一つになりました。でももうこういう試合はあまり見たくありませんが・・・。またこんな試合を出来るような凄い技術とスピードを持ったボクサーはきっともう出てこないでしょうから、心配はいらないかもしれませんね。

 

もしもこの試合をきっかけとして採点方法が変えるべきだと言う議論が出てくるようであれば(村田選手はそれを主張しています)そういう方向性を示した重要な試合であったということで、これもまた歴史に残る試合だったと言うことになりますね。

 

さて今夜は内山選手の試合です。スカッとしたいいドツキあいを見せてくれることでしょう。それにいても内山選手はあまり大きく取り上げてもらえないなぁ。私の中では、日本人のボクサーでは史上最強の選手だと思うのですが・・・。やはり帝拳や大橋ジムと比べてワタナベジムの(残念ながら)プロモーターとしての力の差なんでしょうか?

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内山頑張れ!

 

  カテゴリ:スポーツの話

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