新原歯科医院

院長ブログ

Moody`s mood for love・伊藤大輔at Body&Soul

伊藤大輔くんと国貞雅子さんと言う若手の実力派ボーカリストがデュオをすると聞き、これは聴いてみたいと思っていました。

 

出不精になる一方で土日はゴルフ以外では遠出したくないのですが、首、肩がパンパンに張っていまして、錦糸町楽天地のサウナで整体受けて錦糸町から行けば半蔵門線一本で行けるな・・・、と思いまして、マッサージで首が回るようになった後軽く一杯頂いてから表参道へ向かいました。

 

リーダーの宮本貴奈さんのソロピアノが始まっていました。ほぼ満席のお客さんがうっとりと聴いていました。素晴らしいピアニストです。

 

ここで彼女を聴くまであまりよく知りませんでした。名前も「キナ」と読むんだと思っていたくらいです。(タカナさん、ゴメンナサイ(謝))かなりの実績のあるかただそうですが、理由がわかりますね。

 

アメリカで活動している日本人ミュージシャンは多いみたいですが、実際にこれだけ高い評価をされている人はきっと少ないんだと思います。ちょっと違いますよね。

 

さて、まずは国貞さんが数曲歌いました。彼女は順調に伸びています。素晴らしいグルーヴ感がさらに磨かれているようです。大好きな歌手の一人です。

 

そして伊藤くんにタッチ交代。もう十年以上前でしょうか?小岩コチで若き伊藤くんを初めて聴いて、いやぁ、上手いなぁ・・、と驚きました。そのときはボイパ等も披露してくれました。

 

暫く名前を聞かなかったんですが、大塚グレコによく出ているのを見て、2~3年前に聴いた時にはあまりスタンダード曲をやらず、こういう方向でやってるのかな?なんて思っていましたが、いろんなミュージシャンたちと幾つかのユニットがあり、幅広い分野で活躍されていたんですね。その夜も女性ファンで満杯でしたものね・・・。

 

この夜のようにスタンダードばかりやるのは久しぶりのようなことを言って歌い始めましたが、私はこういう感じが好きだなぁ。

 

そして「Moody`s mood for love」です。私がジャズのライブえお聴くようになって十数年かなぁ・・・、今までに2回だけこの歌を聴いた事があります。2度共女性ボーカリストでしたが、(男性ボーカルは少ないですよね、ただでさえ少ないのになかなか伊藤君のようにチャンスを貰える人は益々少ないですから・・・)うぅ~~~ん・・・。

 

その2回とも特に良いとは感じることもありませんでした。ジェームス・ムーディーというサックス奏者が「I`m in the mood for love」を演奏した録音のアドリブ部分のメロディーに歌詞を付けて歌われるようになったという、結構有名な歌なんですが、歌手なら歌ってみたい、と思うような歌かと思いきや、意外に歌う人が少ないみたいです。(「I`m in the mood for love」も好きなんだけど、あまり歌われませんね。)

 

かなり前に銀座の山野楽器でどんな人が歌ってるのか、歌のCDを店の人に探してもらったことがあるんだけど、その時は見つかりませんでした(店の在庫の中には)。今ネットでチェックしましたら、いやぁ、いろんな有名な歌手たちがチャレンジしていましたよ。なんと、故エイミー・ワインハウスまでもが歌っていました。

 

さて、伊藤くんの「Moody`s・・・、」です。いやいや素晴らしいじゃぁありませんか!本当にホーンでアドリブをやっているのに歌詞が聴こえてくる・・・、と言ってもいいような素晴らしい名唱でした。どうして前の歌手とこんなに違うんだろう・・・?

 

音の強弱、音色を微妙にに変えたりしてるんでしょうか?感動です!アル・ジャロウのライブをブルーノートで聴いた事がありますが、彼は「声が楽器」のような素晴らしい歌を歌います。そこまでは言わないけど、伊藤くんも素晴らしい楽器を喉に潜ませているんでしょう。ただメロディーをなぞるように歌うんではダメなんですね。いいものを聴かせてもらいました。

 

そして一曲だけ国貞さんとデュエットしました。「二人でお茶を」いいですねぇ・・・。リハもしてなかったそうですが、ジャズミュージシャンたちの感性はその場で一度きりの素晴らしいギグを生むんですね。

 

また、伊藤くんはじめ、三人の掛け合いやジェスチャー、やり取りは本当に素晴らしくって、時には爆笑を誘い、またあちらこちらから歓声の上がる楽しく盛り上がったステージになりました。お客さんもミュージシャンもみんな笑顔笑顔・・・。こういうライブになると、私も気兼ねなく歓声をあげられます。素晴らしいステージングでした。

 

インストのバトルもいいけれど、こういうボーカルとのやり取りやボーカル同志の掛け合いも本当に楽しいジャズの魅力の一つでもあります。でも日本ではあまりこういうステージにめぐり合えないのが残念です。やればこれだけお客さんが楽しめるんですから、こういうライブ増えてほしいなぁ・・・。

 

音楽はアートの部分とエンターテイメントの部分を併せ持っています。アートの部分が勝ち過ぎると私のような凡人には付いて行くのが難しくなるんです。難しすぎる音楽からは私には音の楽しさが伝わって来ないようです。私はやっぱり楽しい♪が好きです。

 

宮本貴奈さんの伴奏、ソロも絶品でした。強いタッチで大胆に激しい音も、優しい繊細な音も・・・、(フォルテシモとかピアニシモとかいうんでしょうか?)メリハリが効いていて、また音色も美しい!私には左手の音に印象が残りました。有名な人だからライブの回数が少ないのが残念なくらいです。

 

きっとセカンドはもっと盛り上がったんだろうなぁ・・・、残れば飲みすぎてしまうワタクシです。後ろ髪をひかれる思いで店を出ました。ライブの余韻を感じながら時には鼻歌まじりで歩いていると、あっという間に遠い筈の表参道に着いてしまいました。行きは遠く感じるんですけどね、不思議なもんだわい(笑)。

 

男性ボーカルは少ないけど、河波浩平くんとか和田明くんとか素晴らしい若い歌手がいます。伊藤くんは活躍していますが、多分他にもいるだろう男性ボーカルをもっとブッキングしてほしいなぁ。すべてのライブハウスのブッキングマネージャーにお願いしたいと思いました。

  カテゴリ:音楽の話

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