新原歯科医院

根本先生のブログ

筋肉

「手の甲」と「手のひら」のどっちに肉が多くついているだろう?

そう! 「手のひら」の方が多くの肉がある。

そしてこの肉のほとんどは「筋肉」だ。

なぜ手のひらの方に筋肉が多いのだろう? 

 

 

急に話が変わるが・・・・

 

(質問)

「筋肉」はどのように動く?

1)「筋肉」は収縮する動きと、伸ばす動きの両方ができる。

2)「筋肉」は収縮しかできない。

3)「筋肉」は収縮と弛緩(収縮を緩める)ができる。

 

答えは『(3)「筋肉」は収縮と弛緩(収縮を緩める)ができる。』である。

 

ちょっと待った!

 

手は思いっきり握ったり、思いっきり開いたりできるではないか?

そうなると手の「筋肉」は「収縮」して握りしめることができ、「伸ばして」手を開くことが出来そうだが・・・・

もし「筋肉」が収縮と弛緩しかできないなら、手を握ることができても、手を開けないではないか?

それでも答えは『(3)「筋肉」は収縮と弛緩(収縮を緩める)ができる。』である。

 

手を握ったり、開いたりしてみよう。

まず手を握る時には手のひら側の筋肉が収縮し、手を開く時には手の甲側の筋肉が収縮し、手のひら側の筋肉は弛緩する。

 

もしこの時に手のひら側の筋肉も収縮を続けると、手は開かない・・・というよりも手は硬直したように動けなくなる。

 

手を開く時に手の甲側の筋肉が収縮すると同時に、手のひら側の筋肉が弛緩するのだ。

 

それでは最初の質問に戻るが、手の甲と手のひらではなぜ筋肉の量が違うのだろうか?

なぜなら、手の機能として「握る」ことの方が重要だからである。

手を開く力ばかり強く、握る力が弱くてはあまり役立たない、

 

力強く握ることが出来るように手のひらの方に多くの筋肉が必要だし、実際に手のひらに多くの筋肉がついているのだ。

 

実は、口も同じだ。

口は閉じる筋肉の方が強い。

思い切り噛むと奥歯一本に約50Kg以上の力がかかるほどだ。

 

頬に手を当てて口を噛みしめてみよう。

そうすると両頬とこめかみ辺りの筋肉が盛り上がって固くなるのが分かる。 それが口を閉じる筋肉だ。

 

でも口を開くのにそれほど力は必要はない。

 

余談だが・・・

ワニの噛み付く力が半端ないのは知っての通りだ。

大きいワニだと1cmあたり260キロの力で噛むそうだ。

ところが口を開く力は30Kgくらいなので、口先をテープでグルグル巻きにされると

口が開けないらしい・・・・だからといって絶対に試してはダメ!

 

話を戻す・・・

裏と表の筋肉は実に絶妙なコントロールで動いている。

一方が収縮する瞬間に一方が弛緩する。

このタイミングがズレると大変だ。

口を閉じようと筋肉が収縮しているのに、口を開く筋肉も収縮したままだとうまく噛めない。

タイミングがずれて両方が弛緩すると、だらしない口になってしまう。

 

「こっちの筋肉を収縮して・・こっちを緩める・・」と考えながら物を噛んだりしていない???

 

この絶妙なタイミングをコントロールしているのが神経だ・・・・・

 カテゴリ:体の不思議

歯茎の役割!

歯茎の役割とは?

「歯茎は歯を支える組織です。 一番外側を覆っているのは粘膜の歯肉で、細菌などが体内に侵入するのを防ぐ、ものをかんだときに加わる力から組織を守る役割があります。 健康な歯肉はサーモンピンクですが、炎症があると赤味が濃くなったり黒ずんできます。

 

歯肉の内側は骨(歯槽骨)で、歯を支えています。 その骨に歯を固定するのが歯根膜という繊維があります。」

 

歯茎が不健康だとどのような問題がありますか?

「歯茎が不健康になるとまず歯肉が出血しやすくなって腫れてきます。 そうなるとバイ菌が歯肉の中の方に侵入しやすくなり、骨や歯根膜を溶かします。 当然、歯が不安定になり、ひどくなると歯がグラグラして抜けてきます。 実際に抜歯の原因の理由の40%以上が歯周病です。」

 

歯茎を不健康にする原因などはありますか?

「歯茎を不健康にする原因はバイ菌の塊である歯垢です。 爪楊枝で歯の表面を軽くなぞると白いものがつきますがそれが歯垢で、ひとかきの爪楊枝の中には数千万のバイ菌がいます。 それを放置すれば歯肉に炎症を起こすだけではなく血管や体内に侵入して血栓を作ったり血管を弱くしたりもします。」

 

歯茎を健康に保つためにはどのようなことをしたら良いのでしょうか?

「歯茎を健康に保つためにすべきことは二つです。

第一:毎日の丁寧な歯磨きです。 できれば歯ブラシだけではなくフロスなどの補助器具を使うとより効果的です。

 

第二:定期検診を受けることです。 どんな丁寧な歯磨きでも磨ききれない箇所があります。 そのような箇所は特別な機械で専門的に綺麗にする必要があります。 そうすることで歯周病や虫歯の予防になりますし、万が一問題が見つかっても初期に治療ができるので問題が大きくなるのを予防できます。

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歯周病菌と全身疾患

(質問) 歯周病菌が脳梗塞や心筋梗塞などを起こす可能性がありますか? 

     

(答)まず誤解のないように・・・・

 

 心筋梗塞、脳梗塞などは一つの原因だけで起る訳ではありません。 歯周病菌はそれらの病気の原因の一つ、または悪化させる要因の一つになりうるということです。

 

 口の中には良いもの、悪いのを含めて何億もの菌が住んでいます。 口をちゃんと手入れしないと悪い菌によって虫歯は歯周病が引き起こされます。 歯周病で腫れた歯茎の中には沢山の菌が存在しますが、それが歯茎の中の毛細血管を通って全身に広がります。

 

 歯周病菌が血管を通るときに、菌が出す毒素が血管の壁に炎症を引き起こし、血管に傷をつけて動脈硬化を進行させ、血液に作用して血栓の原因になります。 実際に心筋梗塞などの場所から歯周病菌が検出されています。

 

 歯周病が悪化している人は、心臓病のリスクが1.5~3.5倍、脳梗塞のリスクが約3倍弱と言われています。

 

 例えば歯周病を処置しなければ、歯周病菌で血栓を作ろうとするので、それらの病気のために血液をサラサラにする薬を服用していても、薬の効果を低下させてしまいます。

 

 また心臓弁膜症がある場合には歯周病菌が心臓弁に付着して、最悪だと命に関わることもあります。

 

 それなので心臓弁膜症がある場合は歯科治療前に抗生物質を服用することもあります。

 

 最近では、心臓病や脳疾患の治療をする前に歯周病や虫歯をしっかりと治療するように指示されるようになってきています。 逆に言うと、そのような指示を出す病院はちゃんとしているとも言えます。

 

 歯周病は全国民の約80%が罹患していると言われています。 

 

歯周病を簡単に言うと歯周病菌が歯や歯茎に付着し、その炎症によって歯を支える歯茎やあご骨がダメージを受ける病気です。 実際に抜歯の原因の40%以上が歯周病です。

 

(質問) 歯周病の見つけ方は? 

 

(答)歯周病はサイレントキラーとよばれ、初期はほぼ症状がありません。  

           

もし歯茎から出血する、歯茎が腫れぼったいなどを感じたらなるべく早く歯医者に診察してもらいましょう。

 

それよりも、悪くなる前に歯医者で定期検診を受けるのが一番ですし、悪化させないための一番の予防策です。

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指の話

国語力が試される文章を書いてみる・・・自信はないが・・・・

 

柱を立てるためにてっぺんにロープを縛り、引っ張ると仮定してみよう。

ロープを引っ張ると、ロープはピーンと一直線に張る。

 

さて、手のひら(掌)を上に向けて指を閉じてみよう。

指が指先から巻くように閉じてくるだろう。

 

指は「指先の部分」「中間部分」「根元の部分」の三つの部分(親指は二つの部分)とそれぞれの間の関節から成り立っている。

 

指を閉じるためには指それぞれの「部分」が筋肉に引っ張られるのだが、筋肉は指のそれぞれの「部分」と直接には繋がってない。

 

指を閉じる筋肉は手のひら、または前腕(肘から手首の間)にあり、指の各部分と筋肉は腱が繋いでいる。

 

先ほどの柱の話に重ねると、柱が指、ロープが腱(筋)、筋肉がロープを引っ張る力ということになる。

 

さて、もう一度手のひらを上に向けて指を閉じてみる。

果たして指を引っ張る腱は、柱を引っ張るロープのように一直線に浮き出るだろうか?

当然そんなことはない!

 

指を解剖すると、なぜ腱が浮き出てこないかが分かる。

 

指の関節部分は膜で覆われており、その膜の下に指を引っ張る腱が通っている。

いわばその膜がフックのような役割を果たして腱が浮き出ないようになっているのだ。

 

 

解剖学で指を解剖したことがある。

何も考えずに使っている指だが、見えない皮膚の下にこれほどにも精密な仕掛けがあるのを目にした時には感動を覚えた。

 

 

しかも指は前後左右に自由に動かせるように筋肉と腱がいろいろな角度と位置に配置されており、その力を伝える腱が浮き出ることのないように小さな仕掛けが施されているのだ。

 

 

話が急に飛ぶが、生物は環境に合わせて進化が起きた、と聞くことがある。

 

それでは、指は腱が浮き出ると邪魔になるからフックのようなものが出来たのだろうか?

指に意思でもあってそうなったのだろうか?

 

 

それなら海辺に住む人間は指の間に水かきのような膜があればもっと漁ができるはずだし、山間部に住む人間は羽があったほうが便利だ。

いや、環境に応じた様々な機能や身体部分を持った人間が出現していていいはずなのに・・・・・

 

 

指を引っ張る「腱」とそれが邪魔にならないようにするフックのような膜を見た時に進化とは違う何かがあったのではないかと考えてしまった。

 

 カテゴリ:体の不思議

フッ素

1)歯科医院で「フッ素」を塗りましょう言われるけど、「フッ素」ってなんですか?

フッ素は自然界に沢山ある元素の一つで、海藻や野菜などの食品の中にも含まれています。

これを一定の濃度で使うと虫歯予防にとても効果的です

 

 

2)「フッ素」はどのような効能があるのですか?

酸などで溶け出した歯の表面の石灰分などをもう一度歯につけ戻す作用、いわゆる再石灰化の作用があります。

しかも歯の表面を硬くして酸に溶けにくくしてくれます。

虫歯菌が作り出す酸によって歯が溶かされるのが虫歯ですが、フッ素は虫歯菌の働きを弱めて酸を作る能力を抑える作用もあります。

 

 

3)フッ素は毒だって聞いたことがあるのですが?

確かにフッ素には毒性があるので大量に摂取すればとても危険です。

大量に摂取すると歯に斑点が出たり、歯の色が灰色になってしまうことも分かっています。

しかし歯科医院で使用したり歯磨き剤に添加されている量は緻密に計算された安全な量しか使われていないので、毒性を心配する必要はないと考えられています。

例えば日本ではフッ素を子供達に使用してから虫歯が減ったという調査結果があり、虫歯予防にも有効だということはわかっています。

 

 

4)フッ素入りの歯磨き剤の有効な使い方はありますか?

フッ素は歯に作用するの一定時間、歯の表面にとどまっている必要があります。

それなのでフッ素入り歯磨き剤でよく歯を磨いた後に口にたまった泡などを吐き出すだけにしましょう。 

もし口をすすぐにしてもなるべく少量の水ですすぐようにし、30分ぐらいそのままにし、それから口をすすぐと効果的です。

 カテゴリ:歯の諸々

食後すぐの歯磨きは危険(?)って本当?

最近「食後すぐの歯磨きは歯に悪いから、少なくとも食後30分以上経ってから歯磨きをした方が良い。」というのを耳にしたと思いますが、以前は「食べたらすぐに磨け!」と言われていたのにどうなの? という質問をよく受けるので少し解説してみます。

 

「食後すぐ磨いてはダメ」という理由の多くは「食後、口内は酸性になり、歯のエナメル質が酸でやわらかくなるので、そこでブラッシングすると、歯の表面を傷つけてしまう。」からというものです。

 

ところで話を戻します。 「食後すぐの歯磨きはダメ」という情報な元になっている実験があります。  それは酸性の強い炭酸飲料に歯の「象牙質」を90秒間浸した後に口の中に戻し、時間を置いてから歯を磨くというように、歯磨きの開始時間によって歯の象牙質に酸がどれくらい浸透するかを見る実験です。

 

実験で「歯の象牙質」を酸に浸していますが、人の歯の構造は、まず歯の一番表側に人体で一番硬い組織「エナメル」が覆っていて、その内側が「象牙質」という骨と似た組織になっていて、「象牙質」を歯ブラシで直接磨くということはありません。

 

それなので象牙質を用いた実験結果をすぐに日常の歯磨きに結びつけることは無理があります。

 

さらに実験では酸性の炭酸飲料水を用いていますが、これも普通の食事に置き換えて結論とするのも正確ではありません。

 

この実験は「酸蝕症」という、いわゆる「酸性」の強い物、例えばスポーツドリンク、柑橘類、お酢などを多く摂ることによる歯への影響を見る実験で、「虫歯」の実験ではありません。 

 

この結論で食後すぐの歯磨きはダメというのは早計すぎます。

 

もちろんお米を食べても口の中はある程度 酸性にはなりますが、唾液が十分に出ていれば酸は中和されます。  それよりも口の中が汚れた状態を続けることの方が問題になるので食後30分後などと気を使いすぎるよりも、いつも清潔を心がけるのが正解です。

 

「日本小児歯科学会」も「通常の食事の時は早めに歯みがきをして歯垢とその中の細菌を取り除いて脱灰を防ぐことの方が重要です。」と勧めています。

 

「ライオン歯科衛生研究所」も次のよう推奨しています。

「酸性の食べ物や飲み物を摂ったら、すぐにお水でうが いするなど、お口の酸性度を緩和するようにしましょう。  むし歯予防のためには、「食べたらみがく」、食事のあ とすぐに歯みがきする、といういつもの方法がおすすめです。」

 

しかし次のような場合は注意が必要です。

 *炭酸飲料を頻繁に飲む。 

 *間食をする。

 *柑橘類を頻繁に食べる。 

             など・・・・

このような場合は口の中が長時間、酸性の状態になるので、歯がボロボロになりやすくなります。

また特別な場合もあります。

例えば嘔吐を繰り返してしまう場合です。

胃酸はとても酸性度が強く、しかも嘔吐物が歯の表面に留まりやすいので、歯をボロボロにしてしまいます。

本当は嘔吐したらすぐに口を「重曹」でうがいするぐらいが必要ですが、せめて水で嘔吐物を洗い流すなどをした方が良いでしょう。

 カテゴリ:歯の諸々

体の不思議!(続き)

頭部の解剖に耳の解剖は含まれていなかった。 耳は三つの部分から成っている。

外耳=外側に見える耳から鼓膜までの部分で、言うなれば耳かきが出来る部分。  中耳=鼓膜と内耳の間で、鼓膜に届いた音を中耳の中にある小さい骨が内耳に伝達する部分。

 

内耳=音を認識する三半規管というものがある部分で、ここが不具合になると目まいを起こす。

 

さて中耳部分はとても小さく、鼓膜から内示に音を繋げる小さい骨が入っていて、それを保護する周りの骨はとても硬い。 ちょうどクルミの殻みたいだ。

 

そこを開いて中を見ようと考えた。

というのもとても小さいのでクラスメートの誰もやろうとしないからだ。

もっともその部分の解剖はクラスで要求されていないので、普通は面倒臭くてやらない。

 

 

そんな時こそ日本人の器用さをアピールするチャンスだ!

 

外耳、内耳を頭蓋骨から切り離し、拡大鏡を使いながら慎重に骨を削っていく。 鼓膜から神経に音を伝達する骨がとても小さいことは教わっていたが、どれほどなのか全く予想がつかない。

 

次第にクラスメートも興味を持って手元を覗き込んでくる。

 

大和魂を見せつけるために失敗は許されない。

 

慎重に作業を進め、やがて中耳の中の骨が見えるほどの穴が開いた。

 

中に魚の小骨よりもさらに小さい骨のようなものが見える。

 

多分、これが耳小骨、鼓膜から神経に音を伝える小骨だ。

 

さらに慎重!  遂に開いた。

 

長さ2〜3ミリ程度の三本の耳小骨が見事に組み合わさっている。

 

内耳に一番近い小骨は吊革の取っ手部分のような形をしていて、3ミリほどだろうか、人体の中で一番小さい骨だ。

 

外からの音が鼓膜を振動させ、その振動をこんな小さな骨が神経に伝えているのだ。

 

もう一方の耳も解剖して見た。  左右対称で全く同じの骨の組み合わせだった。

 

なんで3つの骨の組み合わせなんだろうか?

 

進化の途中で小骨が1つより3つの方が聞こえると思った誰か(?)が一生懸命に念じて3つの小骨の組み合わせになったのだろうか・・・・?

 

こんなに精密なものが、進化だけでこれだけ精巧に進化したのだろうか?

オモチャの何千倍も精巧に出来ている中耳が進化で出来ているなら、進化で出来たオモチャでも発見されてもよさそうですだが....いまだかってそんなニュースを聞いたことはない・・・・

 

 

続く・・・

 カテゴリ:体の不思議

口腔ケアからのインフルエンザ対策

(質問)インフルエンザが流行しています。 予防に口腔ケアが有効だと聞いたのですが 本当ですか?

(答)ある調査では高齢者施設で口腔ケアをしっかりと行った結果インフルエンザ発生が 10分の1になったという結果が出ています
またある学校では生徒の口腔ケアを行った結果、周囲の学校よりもインフルエンザ発生率が下がったという報告もあります。
このように口腔ケアはインフルエンザ対策に有効だと言えると思います。

(質問)口の中とインフルエンザの関係を説明してください?

(答)まず口腔内の細菌とインフルエンザ・ウィルスの関係を説明しましょう。
口腔内には細菌が何億もいますがその細菌によって作り出される酵素があります。
その酵素はインフルエンザのウィルスを粘膜に侵入しやすくしてしまうので、口腔内が汚れていればいるほど 沢山のウィルスが体内に侵入してしまいます。

さらに、口腔内の細菌が作り出す別の酵素は、タミフルなどのインフルエンザの治療薬の働きを妨害することが
わかっています。 ですのでせっかくタミフルなどの治療薬を服用しても口腔ケアをしないままでいると、薬の
効能を抑えてしまい、インフルエンザの治りにも影響してしまうのです。

(質問)それではどうすれば良いですか?

(答)簡単です。 「丁寧に口の中をキレイにする!」です。 いくつかのポイトをあげて見ます。まず、以前はインフルエンザ予防に「マスク」「手洗い」「うがい」があげられていましたが、今では厚生省の予防対策に「うがい」は入っていません。
口に入ってきたウイルスを「うがい」で流してしまうのですが、呼吸しているとひっきりなしに種々の細菌が口に入って来るので、1日に数回「うがい」しても間に合わないのです。

ある調査では「うがい」は「風邪」の予防には有効であり、インフルエンザにはそれほど、という報告があります。 ですのでやらないよりはやった方が良い程度に考えれば良いのでしょう。

口腔ケアで有効なのは「歯磨き」と「舌」の掃除です。まず歯磨きは特に寝る前に丁寧しましょう。口腔内の細菌は夜に増殖しやすいので、寝る前によく磨いて細菌を減らしておくのが有効です。 その意味では、朝食前にも磨きましょう。 夜に増えた菌を食事前に流してしまうのも一定の効果があると考えられます。
次に「舌」ですが、「舌」の表面に細菌が付着するので、歯ブラシで軽く掃除するか、指にガーゼを巻いて舌の表面をなぞってキレイにするのも効果的です。

最後に:インフルエンザの予防に口腔ケアだけが有効なわけではありません。 ゆっくり休んで体調を整える、暴飲暴食をしないなども大切ですが、口腔ケアはそれらの中の有効な対策の一つだということを覚えておいてください。

最後にもう一つ:手洗いする前の手で顔を触らないことも有効な対策です。
汚れた手で目をこすったり、鼻を触ると、手についた細菌を目や鼻の粘膜になすりつけることになるので、気をつけてください。

 カテゴリ:歯の諸々

体の不思議!・・続き

(時の流れが早すぎる・・・前回が2月だったなんて・・・・)

 

さて、解剖をするときには手順を詳しく記したマニュアルがあり、神経や器官をどうやって見つけるかが細かく指示されているが、最初はどれが神経でどれが筋かの見分けもつかない。

 

しばらくするとどれが神経で、動脈で、静脈で・・と見分けがつくようになってくる。

 

それらを傷つけないように臓器などへの解剖を進める。

 

解剖を始めて一週間くらい経った頃だろうか。

隣で解剖しているグループが騒がしい。

 

どうもマニュアルにあるはずの組織/臓器が見つからないと焦ってる様子だが、

他のグループは「どうせ奴らはまたドジを踏んだんだろう!」くらいに思っていた。

 

騒ぎを聞きつけて教授がやって来た。

 

教授はメスを取ると手慣れた様子で解剖を進めるが

しばらくすると首をひねっている。

 

 

教授がしきりに首を振りなたら「???珍しい! 初めて見た!」と唸ってる。

 

 

驚いたことに、その献体の臓器は、左右全く逆になっていたのだ。

 

 

右にあるはずの臓器が左に・・・・例えば、左にあるはずの心臓が右についている。

 

 

通常、献体には当人の病歴、治療歴など書かれているが何の記載もなかった。

 

 

臓器が鏡に映したように左右逆でも心臓と肺の関係、胃と腸の関係・・どれも正常だった。

 

 

この方が病院に行き、医者が聴診器を通常の心臓の位置に当てても心臓の音が聞こえなかったはずだ。

 

 

・・「心臓が動いてない!・・・でも生きている・・?」と驚かなかったのだろうか・・・

 

解剖をしてみると、人の体は本当に不思議だ。

こんなに素晴らしい体を大切にしないとしたら、本当にもったいない。

 

・・・続く・・・

 カテゴリ:体の不思議

体の不思議!

元々音楽の勉強をしていた人間が歯学部に入った。 歯学部の勉強は訳の分からないことだらけだった。 化学記号を見れば視界がぼやけ、薬学で薬品名を聞いただけで気が遠くなる。

 

そんな中で、たった一つだけとても興味を持ったのが「解剖学」だ。

 

歯学部に入学してすぐに「解剖学」がある。

私たちの場合は4人1組に一体与えられ、それこそ頭から足先まで解剖する。

献体された方の医学向上を願うお気持ちに敬意を払いながらの解剖だ。

 

最初は恐る恐る始めるが、次第に身体の不思議の虜になる。

 

体の隅々までに名称がついている。 筋肉がつながっている骨の小さな突起に一つにも名前があり、こんな部位と思われる箇所にも名前がついていて、しかもラテン語だったり聞いたこともない名称ばかりで、試験はそれらの名前だけではなく、それぞれの機能なども全て覚えてなくてはならない。

 

試験に合格するために朝から晩まで解剖の部屋で過ごすので、ランチなどはホルマリン臭の染み付いた手でハンバーグをかぶりつく。

 

食べられないと思っていたがそんなことなど言っている暇などない。

慣れとは恐ろしいものだ・・・・・

 

(続く・・・)

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